「PDCAサイクル」というけれど、具体的にはどうするの?

仕事の進め方について、よく「基本はPDCA」と言われます。

PDCAは「Plan・Do・Check・Action」の頭文字を並べた言葉で、それぞれの意味は、以下のように言われています。

Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する

PDCAは「PDCAサイクル」という言い方もされます。P→D→C→Aときて、Aからまた次のPに進む。このサイクルを「クルクルと回し、継続的に仕事の品質を高める」のが大切だと言われています。

PDCAという言葉の起源については複数の説があり、専門家の間でも結論は出ていません。

工業製品の品質管理のやり方として、W・エドワーズ・デミング博士が1950年に来日した際の講演会で紹介されたという説や、デミング博士のコンセプトを元に、日本における品質管理の先駆的指導者であった石川馨博士が提唱したという説もあります。

その後PDCAは、工場だけではなく、一般的な仕事の進め方や、経営やマネジメントの手法としても使われるようになりました。

「PDCAはもう古い」とPDCAをアレンジしたような色々な言葉も見かけるようになりました。それらは作った人の立場や目的がバラバラですし、そもそもの起源がはっきりしていないため、どれが正しいというものでもありません。

いずれにせよ、肝心なのは中身です。
「PDCA」という言葉だけを覚えても意味がない。
たとえば以下のような状況ではどうしますか?

(Planというけれど)

・きちんと計画を立てて、その通りに進めたのに、やり直し。どうして?

・Planが大事だと言われたので、苦労して計画書を作っていたら「そんなのに時間をかけないで、さっさとやりなさい」と言われた。Planって無意味なの?

・ちゃんと仕事をしたのに「期待していたイメージと違う」と言われた。「でも私はこうだと思いました」と言ったら「言い訳するな!」と怒られてしまった。どうすればいいの?

(Doというけれど)

・「仕事の報告はタイミングよく」と言われたので、自分なりにタイミングを見計らって報告したら「何でもっと早く報告しないの?」と言われた。いいタイミングっていつのこと?

・困って相談したら「自分で考えろ」と言われた。今度は、相談せずに自分で考えていたら「なんでもっと早く相談しないの!」と言われた。じゃあ、一体どうすればいいの?

(Checkというけれど)

・「仕事を終えたら、必ず振り返りをするように」と言われた。でも、何をどう振り返ればいいのかわからないから、何もできない。

・研修では講師や受講者がコメントしてくれて、改善点に気づくことができた。でも職場では、上司や先輩があまり評価してくれないので改善点に気づけない。

・私の働きぶりについて、上司や先輩は何も言ってこない。ちゃんと貢献できているのだろうか?何だか自信が無くなってきた…

(Actionというけれど)

・いつも似たようなミスをしてしまい、いつまでたっても改善できない。何がいけないの?

・対策を立てろと言われても「次は気をつける」しか思い浮かばない。対策は具体的にと言われても、どうしたらいいのかわからない。

・上司から「去年担当した業務の経験を活かせ」と言われた。でも全然違う種類の仕事だし、何をどう活かせばいいの?

このような状況で困ることのないように、「仕事を通じた学び方」では、PDCAの一言でわかったつもり・教えたつもりになりがちなことについて、以下のような具体的で実行しやすい考え方や方法論を紹介しています。

<「Plan」に関する具体論>

・仕事のゴールイメージ
・ゴールイメージのすり合わせ方
・すり合わせに役立つ質問
・ゴールイメージの松竹梅 他(→目次一覧

<「Do」に関する具体論>

・中間ゴールイメージ
・意識するから気づく
・ささやかな調査や実験
・観察は攻めの行為 他(→目次一覧

<「Check」に関する具体論>

・振り返りのバランス
・評価や意見を取りにいく
・聞き方で情報を引き出す
・経験情報の「3点セット」 他(→目次一覧

<「Action」に関する具体論>

・「そのまま」と「ひとひねり」
・自分の記憶に頼らない仕掛け
・マイセオリーの作り方
・「学び方」を学ばせる 他(→目次一覧

<全体のとらえ方>

・積み重ねる人、繰り返す人
・学びの生産者
・種まきと収穫 他(→目次一覧

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